一週間後の今日は文化祭ってだけで変わらぬ日常。 そう、事の起こりは昨日の事でした。 演目:赤ずきん 回想開始。 ◇◇◇◇ ホスト部文化祭出し物:演劇 演目:赤ずきん キャスト 赤ずきん:藤岡ハルヒ お母さん:鳳鏡夜 お祖母さん:須王環 オオカミ:常陸院光、馨 うさぎさん:埴之塚光邦 猟師:銛之塚崇 ◇◇◇◇ 「………」 ハルヒは固まっていた。 が、この有り得ぬ展開の理由を聞くまでも無かったが一応聞く事にした。 「あの…鏡夜先輩」 「ん。なんだ?」 「コレの赤ずきんって…?」 「あぁ、コレか。コレは次の文化祭の部の出し物にしようと思ってな。中々面白そうだろう?」 と邪悪な笑みを浮かべて言った。 「「因みに配役はくじ引きでやったから恨みっこ無しだよぉ!!」」 と突然双子がひょこりと鏡夜の後ろから現れてフフフと笑って言った。 「はぁ」 ハルヒはただ、呆れるだけだった。どうせこの2人が仕組んだに違いない。 「あの…役を降りたいんですが」と言いかけた所で可愛らしい声が入った。 「え〜ハルちゃん赤ずきんちゃんやめちゃうの〜?」 と、悲しそうな声。声の主はハニー先輩。 「ハルちゃんの赤ずきんちゃん姿見たかったのに…、ね〜崇?」 「……(コクリ)」と頷くモリ先輩。 「や、やややめるなんて父さんが許さんぞぉ!!」と叫ぶ環。 ここまで言われては役を降りることも出来ずに少し躊躇って… 「…分かりました。や、やりますよ」 と、ここで回想終了。 今日は劇の練習の為、ハルヒは赤頭巾を頭かぶってセリフの練習。 正直滅茶苦茶恥ずかしい。 どうして自分がこんな事しなくてはならないのかと「はぁー」と深くため息をついた。 そんなハルヒに無邪気に話しかけ、抱きついてきた双子。 「「ハルヒ!可愛いでしょ?オオカミさんの衣装v」」 「(衣装というよりかは着ぐるみだと思うけど)似合ってるんじゃないの。でも重いからどいてくれない?」 昨日の事で機嫌が悪いのか声のトーンがいつもよりも低い。 ハルヒの機嫌や言葉なんてお構い無しに 「「ハルヒも似合ってるよvv」」 「どうも」と言いかけた所で環が 「おぃっ!こらっ双子!ハルヒから離れろぉ!!!!」と叫んだ。 「「やだよぉ」」とベっと舌を出して言った。 って赤ずきん姿のハルヒを見て赤面する環。どうやら頭の中で得意の妄想劇が始まったようだ。 そこですかさず双子。 「何々〜殿。顔が赤いですよ〜?又妄想?あんな人ヤだね〜嫌われるよ?ね、馨」 「ヤだヤだ。嫌われちゃうね〜、光」 「んなっ」双子の追い討ちプレイにショックを受ける環。 「はぁ、お母さん役か」と嘆く鏡夜。 「ハルちゃんハルちゃん。ホラ、僕うさ耳だよー?可愛いでしょーvv」 「……(笑み)」 「「僕らオオカミだから赤ずきんちゃん襲っちゃおっかvv」」 「な、ななな何を言っているんだっ!!だからお前らはハルヒからはなれろって言ってるだろう!!!」 「…………」 ギャーギャー騒ぐ部員たちに対し黙りこくるハルヒ。 一週間なんてあっという間に過ぎる。 本当にこの劇は完成するのだろうか? と、疑問を持ちつつ今日の日は暮れる。 でも、まぁこんな日もたまには有りなのかもとも思えてきたハルヒなのでした。 - 終 - author : いちるさん
Comment 何か話が滅茶苦茶です;;(苦)あぁ、穴があればもぐりたい…。 今回はじめて小説ってモノを書きました;;初心者なもんですみません!(言い訳) 最後まで読んでいただいた方には感謝感謝ですね!!!有り難う御座いますです!!! 話の流れは「文化祭で劇やることになって前途多難だー」って感じですかね(汗) 本当に駄目な文ですみませんでした。 |
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