南校舎の最上階  北側廊下のつきあたり  

未使用無人の第3音楽室

扉を開けるとそこは、ホスト部でした

「いらしゃいませ♪」


HAPPY BIRTHDAY


「そぉいえばもぉすぐ、カオちゃんとヒカちゃん の誕生日だねぇ♪」

ハニーが突然言い出した

光と馨は今日、用事があるらしく帰っていた

お客も今は誰も居ない

「そぉなんですか?」

ハルヒが聞き返した

「そぉだよねぇ、崇」

「・・・・・・(こっくり)」

「へぇ、そうなんですか。去年は何かしたんですか?」

ハルヒがハニーに聞いた

「ううん。去年はいつが誕生日なのか知らなかったし、ヒカちゃんもカオちゃんも今み

たいに話さなかったからやらなかったんだよ。ねぇ崇」

「・・・・・・・・(こっくり)」

「そぉなんですか」

それを聞いたハルヒは

「もしかして、光と馨、今まで自分たちの誕生日パーティ、友達としたことないんじゃ

ないかな?」

ハルヒが言い出した

「ん〜。俺は聞いたことがないな」

「たしかに、した、というのは聞いたことがないな」

環も鏡夜も聞いたことがないらしい

そしてハルヒは

「だったら今年、光と馨の誕生日パーティしません?」

と考えていたことを、言ってみた

「わぁ、楽しそうだね♪ねぇ、崇」

「・・・・・・(こっくり)」

ハニーもモリも賛成のようだ

「環先輩と鏡夜先輩は、どうですか?」

ハルヒが環と鏡夜に聞いてみる

「いいんじゃないか?あいつらも喜ぶだろうし」

「そうだな、やってみるか!!」

2人も賛成したようだ

「ねぇ、でもどうやって準備とかするの?」

ハニーの言葉で皆黙ってしまう

「朝から準備をするのはどうだ?」

この案をだしたのは、環だった

「タマちゃん、平日の朝にそんなことしたら、授業できないよ?

それに、ヒカちゃんとカオちゃん にきずかれちゃうよ。ねぇ、崇」

「・・・・・・・(こっくり)」

もっともだ。そんな事をしたら、すぐにきずかれてしまう

また考えこんでしまう

そして、ハルヒが出した案は

「準備は放課後にすればいいんじゃないですか?」

「え?」

皆の反応はこんなのだった

「光と馨の誕生日まで、部活を休みにするんです。光と馨にきずかれないように

いったん家に帰るふりをして、そしてまた戻ってきて準備をするんです。

スタッフを入れると怪しまれるんで自分たちで準備するんですけど。どうですか?」

ハルヒの案はこんなのだった

「いいんじゃないか?」

鏡夜が言った

「そうだな、これが一番良いと思う。自分たちでってのが、不満だけど。」

環は、不満がりながら言った

「ハルちゃん、すごーい♪それに楽しそう♪ねぇ、崇」

「・・・・・・・・(こっくり)」

「でわ明日、光と馨にきずかれないように準備すること!!」

「はぁ〜い♪」

光と馨の誕生日パーティは、どうなるのでしょうか





『ハルヒ、おはよぉ』

朝、光と馨がやってきた

「おはよ」

ハルヒも返事を返した

「あ、今日からちょっとの間、部活ないんだって」

ハルヒが光と馨に、部活がないことを言った

『え?なんで?』

やっぱり聞いて来た2人

この時のために、皆の口実を決めていた

「環先輩と鏡夜先輩は、お食事会。ハニー先輩は、柔道のお稽古。

モリ先輩は剣道のお稽古。だそうです」

という答えに2人は

『ふーん。そうなんだ』

という反応。ホっとするハルヒ

「ハルヒ、ハルヒ、だったら今日遊ぼうよ」

「あ、いいね。ハルヒ遊ぼうよ」

と言ってきた2人。

〔遊んだら、準備ができないし・・・・どうしよう・・・〕

と考え  そして

「ごめん。今日、家の用事があるんだ。」

と、いう答えにした

『えー、つまんないのー』

光と馨は口を尖らせながらブーブー言っていた。




「ハルちゃん ハルちゃん、何を準備するの?」

ハニーがハルヒに聞いて来た

ハルヒたちが居る所は、第3音楽室

誕生日パーティーの準備をしに来ているのだ

光と馨は部活がないと信じ込んで帰っている

「ん〜。シンプルですが、輪を繋げて飾ったり、花を作って飾るのはどうですか?」

ハルヒは、そう言ってみた

「わぁ、可愛くなりそうだねぇ♪ねぇ、崇」

「・・・・・・(こっくり)」

そう言う(?)と、2人は楽しそうに作り始めた

「ハルヒ」

環がハルヒを呼んだ

「なんですか?」

「食べ物なんだが、適当に用意すればいいか?」

と言う質問だった

ちょっと考えたハルヒ そして

「はい。お願いします。」

と、答えた

光と馨の誕生日パーティーの準備はちゃくちゃくと進められた




そして、光と馨の誕生日。2人とも学校にやって来た

2人の誕生日を知らないらしく、誰も「おめでとう」を言っていない

『ハルヒ、おはよぉ』

「おはよ」

普通の会話、ハルヒも「おめでとう」は、まだ言わない

「あ、今日は部活あるんだって」

ハルヒが部活があることを話した

『わかったぁ』

なんとなく元気がない2人

誰も祝ってくれないのが寂しいのだろうか




『ハルヒ、部活行こっ』

光と馨がハルヒを誘った

けれど、ハルヒの姿はもうない

「あれ?ハルヒが居ない」

「先に行っちゃったのかな?」

ハルヒが居ないことにきずいて、2人で行くことに

「ねぇ、光」

馨が光に言った

「何?馨」

光も馨に聞き返す

「やっぱ、皆に誕生日、祝って欲しいと思った?」

「いや?どうでもいいし。馨は?」

「僕も一緒」

こんな会話をしながら第3音楽室の前に来た

【がちゃり】

と扉を開けた瞬間

【パンパンパーン】

急にすごい音がした

≪HAPPY BIRTHDAY!!≫

と、叫びクラッカーを鳴らす

「ヒカちゃん カオちゃん お誕生日おめでとう♪」

ハニーが笑顔で言う

『え?』

状況が飲み込めてないのか、ぽかん としている2人 するとハルヒが

「実は、今まで部活がなかったのは、この準備をするためだったんだよ

光と馨を帰らせた後、皆で集まって準備してたんだよ。お手伝いさんとか

入れようとしたんだけど、2人ともきずくと思ったから、自分たちでやったんだよ」

と説明をする

「ホント、大変だったんだぞ?」

環が言い出す

よく見ると、部屋は飾り付けでいっぱいだ

『すご・・・』

光と馨は、そうつぶやいた

「ヒカちゃん カオちゃん 早くこっち来て!ケーキとかいっぱいあるんだから」

ハニーの言うとうり、テーブルにはケーキやクッキーでいっぱいだった

それから、ずっと黙ったままになった2人

心配になったハルヒは

「どうしたの?」

と尋ねた すると

『ありがとう』

と返事が返って来た

皆がニコっと笑う

≪どういたしまして≫

と言い、微笑んだ




『ハルヒ、はい あ―ん♪』

ぱくっ

「こっ!!コラー!!」

いつもの事ながら、環はまた怒っていた

『殿 ウルサイー』

「ホント、うるさいんですけど」

ガーン!!!

「ハルヒにうるさいって言われた・・・」

環はまた墨でいじけてしまった

「あ、そうだ。はい、光と馨 にプレゼント」

ハルヒが包みを、光と馨 に渡した

『何?これ?』

そう聞くと ハルヒは

「クッキーだよ」

と答えた

2人は顔を見合わせて また何かひらめいたのか ニヤっと笑って

『ありがとっ ハルヒ』

と言い、ハルヒの頬に チュッ とキスをした

「!!!!こっ・・・コラー!!、光!馨!!!!」

『ぎゃははははははは』




「なぁ、光」

皆が、向こうで話している時、馨がボソッとつぶやいた

「なに?」

「こんなのも良いと、思わない?」

「うん、そうだね」

2人の考えが変わってきたみたい



   - 終 -
author : ミニミニさん

Comment
わぁ〜いいようにできませんでした。。。
光と馨とハルヒがよく出てきて、環があんまりでて来なかった。。。
鏡夜なんて!!!!ファンの皆さん、すみません。。。


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