転校 - 2 -


「初めまして。桜蘭高校から来ました転入生の、藤岡ハルヒです。」

ハルヒは新しい学校に来ていた。

普通400人なんて、間違えないよ・・・

ハルヒはそう思っていた。




昨日、ハルヒは父親からあることを聞いた。

「ごっめーん。間違えちゃったぁ。明日行く学校なんだけどぉ全校で400人でなくて、各学年が400人だったぁ。ごっめんねぇ。」

「普通間違えないよ・・・・」

「あんまり話、聞いてなかったぁ」

なんていう親・・・ハルヒは呆れていた。





「藤岡さんは後ろの席に座って下さい」

突然言われたので我にかえった。

その席まで行くと隣には女の子が座っていた。

「私、佐々木 アカリ。ヨロシクネ。」

ニコッと笑って言った。

「ヨロシク。」

ハルヒも笑って返した。






その頃のホスト部では

『ハルヒが居なくてツマンナイ』

光と馨が口を尖らせながらブーブー言っていた。

『ヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマ!!』

「うるさーい!!!!!」

環がイライラの限界で怒っていた。

「ハルちゃん居ないと寂しいねぇ」

「・・・・・・・(コクリ)」

ハニーとモリも寂しそうだった。

「しょうがないだろ。事情があるんだから。」

鏡夜は前と同じ事を言っていた。

「ねえ、鏡夜先輩」

「聞きたいんだけど」

突然、光と馨が言いだした。

「なんで、あっさりハルヒを行かしちゃったの?」

「借金がどーとか言わなかったよね?」

〔〔〔たしかに・・・・〕〕〕

ハニー・モリ・環も思い出した。

あの鏡夜があっさりハルヒを行かせるわけがない

『ねえ、どおして?』

さらに聞き出そうとしている、光と馨

鏡夜の返事を待つ5人・・・

そして鏡夜はフッと笑った

「良い写真などが取れるからに決まってるだろ?」

「「「「「・・・・・・・・・・・・・」」」」」

そこまで考えてたのか・・・・・

そのとき、鏡夜のすごさを実感した、

「それに・・・・」

鏡夜が言い出した

『それに?』

聞き返す二人

「1ヶ月ぐらいたったら、帰って来るって言ってただろ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

また、長い沈黙。そして

「「「えぇ〜!!!!!」」」

今度叫んだのは、環・光・馨だった。

「何で鏡夜が知ってんだ!」

環が指を指しながら鏡夜に叫ぶ。

『そうだよ!なんで知ってんの!?』

光と馨も叫ぶ。

「聞いてなかったのか?ハルヒが言ってたぞ。」

と言う鏡夜

「言ってた言ってた。ねぇ、崇」

「・・・・・・・・(コックリ)」

ハニーもモリも言った。

知らなかったのは、3人だけだった。

「なんだよそれ」

「心配して損した」

光と馨はこんなことを言っていても、とってもうれしそう。

「ハルヒィィィィィィ。」

環はうれしさのあまり泣いている。

「そういえば今度、向こうの学校で文化祭があるらしいな」

と、鏡夜がぽつんと言った。

『マジで!?』

「わぁ、楽しそう*」

「・・・・・・・(こっくり)」

「でわ、その日にハルヒに会いに行こう!!」

『オォー』

皆とっても嬉しそうだ。


そのころハルヒは・・・・

「ハルちゃんカワイイね」

「うん。美人*」

「はぁ、ありがとうございます」

ハルヒは女子に囲まれていた。

「これから1ヶ月よろしくね」

「あ、はいヨロシク。」

ハルヒは疲れていた。

「ねぇ、ハルちゃん」

アカリが言った

「なんですか?」

「もうすぐ、文化祭があるんだよ」

「そうなんですか?」

「うん。ウチのクラスは喫茶店なんだ。」

「アカリちゃんはウエイトレス?」

「うん。ウエイトレスの服着るんだよ。似合うかなと思う?」

アカリが聞いて来た。

「うん。すっごくカワイイと思うよ。もともとカワイイからね」

「もぉ、ハルちゃんったら」

嬉しそうに笑っているアカリを見て、ハルヒも笑った。

「ハルちゃんもウエイトレスだね。女の子は皆ウエイトレスなんだよ*」

ニコっと笑いながらアカリが言った

「そうなの?似合うかなぁ?」

いつも男物ばかり着ているハルヒは、想像できない様子

そこに、アカリが

「何言ってるの。ハルちゃんはカワイイんだから似合うに決まってるでしょ。」

そう言われたハルヒは、嬉しくてたまらなかった。



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author : ミニミニさん

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